便秘薬の選び方|酸化マグネシウム・センノシド・ビオフェルミンを薬剤師が比較

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「便秘薬を買いに行ったけど種類が多すぎて選べない」という経験はありませんか?

ドラッグストアには酸化マグネシウム・センノシド・ビオフェルミンなど、さまざまな便秘薬が並んでいます。それぞれ仕組みがまったく異なるため、自分の便秘の種類に合った薬を選ぶことが重要です。

この記事では、薬剤師が便秘薬の種類・選び方・注意点をわかりやすく解説します。

便秘薬の種類

市販の便秘薬は大きく4種類に分かれます。

種類 代表的な薬 仕組み 向いている人
浸透圧性下剤 酸化マグネシウム 腸内に水分を引き込んで便を柔らかくする 硬い便・慢性便秘
刺激性下剤 センナ・センノシド 腸を刺激して動きを促す 便秘が続いているとき(短期使用)
整腸剤 ビオフェルミン・ミヤBM 腸内の善玉菌を増やす 腸内環境を整えたい人・軽い便秘
膨張性下剤 プランタゴ・オバタ 食物繊維が腸内で膨らみ排便を促す 食物繊維不足の便秘

💊 薬剤師のポイント

刺激性下剤(センナ・センノシド)は効き目が強い反面、長期連用すると慣れて効かなくなることがあります。まずは酸化マグネシウムや整腸剤から試してみましょう。

症状別・便秘薬の選び方

① 硬い便・コロコロ便 → 酸化マグネシウム

便に水分を含ませて柔らかくするタイプです。習慣性が少なく、比較的安全に使えます。胃が弱い方は食後に服用しましょう。

代表商品:「スラーリア便秘薬」「コーラック マグネシウム」

⚠️ 高齢者・腎機能が低下している方への注意

酸化マグネシウムは腎臓から排泰されるため、腎機能が低下した高齢者では「高マグネシウム血症」(血中のマグネシウム濃度が上昇する状態)を起こすことがあります。
・吐き気・吐向・倦怨感・血圧低下などの症状が出たら、すくに服用を中止して医療機関へ
長期間の連用は避け、症状が続く場合は必ず医師・薬剤師に相談してください
・高齢者への使用は、医師・薬剤師に確認してから行うことをおすすめします

② 数日出ていない・急ぎのとき → 刺激性下剤

センナやセンノシドが腸を直接刺激して排便を促します。効き目は強いですが、毎日の使用は避けましょう。

代表商品:「コーラックII」「スルーラック」

③ 腸内環境を整えたい → 整腸剤

乳酸菌・ビフィズス菌を補い、腸内フローラを改善します。効き目は穏やかですが、継続することで体質改善につながります。

代表商品:「ビオフェルミン便秘薬」「新ビオフェルミンS」

④ 妊娠中・高齢者 → 酸化マグネシウム(医師・薬剤師に相談)

妊娠中は刺激性下剤の使用を避け、酸化マグネシウムが比較的安全とされています。ただし高齢者では、腎機能の低下により高マグネシウム血症のリスクがあります。吐き気・倦怠感などの症状に注意し、長期連用は避けてください。必ず医師・薬剤師に相談してから使用してください。

便秘薬を使うときの注意点

①水をしっかり飲む

特に酸化マグネシウムは、十分な水分と一緒に飲むことで効果が増します。コップ1杯(200ml)以上の水で服用しましょう。

②刺激性下剤の連用に注意

センナ・センノシドは「大腸メラノーシス」という大腸の色素沈着を起こすことがあります。週2〜3回程度の使用に留め、毎日使うのは避けましょう。

③こんな便秘は病院へ

⚠️ 病院を受診すべき便秘

・突然始まった便秘(大腸がんの可能性)
・便に血が混じる
・市販薬を1週間使っても改善しない
・激しい腹痛を伴う便秘

まとめ:便秘薬の選び方

  • 硬い便・慢性便秘 → 酸化マグネシウム(習慣性が少ない)
  • 急ぎの便秘 → 刺激性下剤(センナ・センノシド、短期使用)
  • 腸内環境改善 → 整腸剤(ビオフェルミンなど)
  • 妊娠中・高齢者 → 必ず薬剤師に相談

迷ったときはドラッグストアの薬剤師に症状を伝えて相談してください。

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