10月25日の人生の楽園は『福島・飯舘村~夫婦の夢 ふるさと味わう宿~』でした。
福島県飯舘村を舞台に、渡邊とみ子さん(71歳)が亡き夫・福男さんとの夢であった農家民宿『古今呂の宿 福とみ』を開業するまでの物語です。
とみ子さんは福男さんと共に、村の特産品カボチャ「いいたて雪っ娘」の開発に尽力し、農家民宿の開業という夢を共有します。
しかし、2011年の震災と原発事故で避難生活を強いられ、福男さんはがんに。
福男さんは病と闘いながらもカボチャ作りを続ける妻を支え、避難解除後には宿の建設に奔走しましたが、完成を目前に急逝します。
福男さんから贈られた「できない理由ではなく、やる方法を考える」という言葉を胸に、とみ子さんは福男さんの遺志を継ぎ、去年6月に夫婦の夢の結晶である『古今呂の宿 福とみ』をオープンさせました。
「雪っ娘」づくりと宿経営に励むその姿は、飯舘村復興の大きな力となっています。
渡邊とみ子のプロフィール
- 名前:渡邊 とみ子(わたなべ とみこ)
- 生年月日:1954年1月(2025年10月現在71歳)
- 出身地:福島県福島市
渡邊とみ子さんは、責任感が強く、逆境に負けない強い意志を持つ人物です。
亡き夫・福男さんから贈られた「できない理由を見つけるのではなく、やるための方法を考える」という言葉を胸に、東日本大震災と原発事故による避難生活、さらには夫の病という苦難を乗り越えて、夫婦の夢を実現させました。
その前向きな姿勢と活動は、故郷である飯舘村の大きな力となっています。
渡邊とみ子の主な活動内容
- 「いいたて雪っ娘」カボチャの開発・栽培: 50代の頃から飯舘村の特産品となるカボチャ開発プロジェクトの中心メンバーとして活動。夫とともに尽力し、2011年に「いいたて雪っ娘」を完成させました。避難中も、夫の支えでカボチャ作りを継続し、現在は品種管理や全国への普及活動も手掛けています。
- 農家民宿の経営: 亡き夫・福男さんとの共通の夢であった「特産品のカボチャを楽しめる農家民宿を開き、故郷・飯舘村の良さを伝える」ことを実現するため、夫の逝去後に準備を進め、農家民宿「古今呂の宿 福とみ」をオープンしました。
- 食文化の伝承: 凍み大根や凍み餅づくりといった、飯舘村の農家の女性が培ってきた伝統的な食文化の伝承活動にも励んでいます。
までい工房美彩恋人(までいこうぼうびさいこいびと)
「までい工房美彩恋人」は、渡邊とみ子さんが代表を務める組織です。
理念・由来
工房名にある「までい」とは、福島の方言で「丁寧に」や「心を込めて」という意味を持ちます。
何事も手間を惜しまず、心を込めて丁寧に取り組むという飯舘村の精神を大切にしています。
事業内容
福島県飯舘村と福島市を拠点に、多岐にわたる活動を展開しています。
- 農業・販売: 飯舘村のご当地かぼちゃ「いいたて雪っ娘」の栽培、品種管理、普及。
- 宿泊施設の運営: 体験型農家民宿「古今呂の宿 福とみ」の運営。
- 食品加工・販売: 「いいたて雪っ娘」をはじめとする素材の持ち味を活かしたお菓子、ドレッシング、プリン、ジェラートなどの加工品の製造販売。
- ケータリング: お弁当やオードブルのケータリングサービス。
営業情報
- 住所:〒960-2156 福島県福島市荒井金剛内31
- 電話番号:024-597-6059
実際に消費品を購入するのはオンラインストア!
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https://madeikoubou.thebase.in/items/2186345
または、いいたて村の道の駅までい館やそうま道の駅で販売されています。
古今呂の宿 福とみ(こころのやど ふくとみ)
「古今呂の宿 福とみ」は、渡邊とみ子さんが夫婦の夢を叶えて開いた体験型農家民宿です。
概要・設立経緯
- 概要: 福島県飯舘村に構える体験型農家民宿です。
- 設立経緯: 渡邊さんと夫・福男さんが「特産品のカボチャを楽しめる宿を開き、飯舘村の良さをみんなに伝えよう」と抱いた夢の結晶です。福男さんは夢の実現を目前に病で旅立ちましたが、渡邊さんがその遺志を継ぎ、介護の傍ら準備を進め、2024年6月にオープンさせました。宿の名前には、夫の名前である「福男」さんの「福」と「とみ子」さんの「とみ」が込められています。
提供内容
- 宿泊客に、村の自然と人の営みによって生まれた郷土食づくりや、畑での野菜栽培などの農業体験を提供し、飯舘村の魅力を伝えています。
営業情報
- 住所:〒960-1721 福島県相馬郡飯舘村飯樋字大橋180
- 地図:
- 電話番号:080-5740-4656
- 営業時間:チェックイン:15:00- チェックアウト:10:00
- 営業日:毎週水‐木及び土‐日 ※臨時休業の場合あり!
- 宿泊:一日一組限定。
- プラン・宿泊料金:
- 朝食付きプラン 2名1泊 18,700円~
- 朝食・夕食つきプラン 2名1泊 20,900円~
- お部屋:5人部屋(14畳)と2人部屋(6畳)があり最大7人まで宿泊可能
- 農業体験:
- <語り部プラン>一団体様:5,500円
- <ちまき作りプラン>お一人様:1,100円(材料費含む)
- <畑仕事体験プラン>お一人様:1,100円
- <料理づくりプラン>お一人様:1,100円
古今呂の宿 福とみの宿泊券も!
- <宿泊券の内容>1泊2食つきプラン2名様分
(各種農業体験メニューは別途お申し込みとなります) - <ご購入方法>
までい工房美彩恋人オンラインストアまたは、飯舘村ふるさと納税の返礼品としてご入手できます。
いいたて雪っ娘カボチャ・古今呂の宿福とみ・渡邊とみ子のプロフィール【人生の楽園】まとめ
渡邊とみ子さん(71歳、2025年10月現在)は、亡き夫・福男さんとの夢であった農家民宿の実現と、故郷・飯舘村の復興に尽力されている人物です。
| 項目 | 詳細 |
| 人物像 | 責任感が強く、逆境に負けない強い意志を持つ。「できない理由ではなく、やる方法を考える」という夫の言葉を胸に、震災・原発事故による避難生活、夫の病という苦難を乗り越えて夢を実現。 |
| 主な活動 | * 「いいたて雪っ娘」の開発・栽培・普及(特産品カボチャ) * 農家民宿『古今呂の宿 福とみ』の経営 * 飯舘村の食文化(凍み大根など)の伝承 |
| 組織 | までい工房美彩恋人(代表)。「までい」は福島の方言で「丁寧に、心を込めて」の意味。 |
| 事業内容 | 農業・販売、宿泊施設の運営、加工品の製造販売(お菓子、プリン、ジェラートなど)、ケータリングサービス。 |
「いいたて雪っ娘」は、渡邊とみ子さんが夫婦で開発に尽力し、2011年に完成させた飯舘村のご当地カボチャです。
- 開発経緯: 50代の頃から、村の特産品となるカボチャ開発プロジェクトの中心メンバーとして活動。
- 特徴: 避難中も夫の支えでカボチャ作りを継続し、現在は品種管理や全国への普及活動も手掛けています。
- 購入方法: までい工房美彩恋人オンラインストアや、いいたて村の道の駅までい館などで購入可能です。
『古今呂の宿 福とみ』は、渡邊とみ子さんが亡き夫・福男さんとの共通の夢を継いで、2024年6月にオープンさせた体験型農家民宿です。
| 項目 | 詳細 |
| 所在地 | 福島県相馬郡飯舘村飯樋字大橋180 |
| 設立経緯 | 「特産品のカボチャを楽しめる宿を開き、故郷・飯舘村の良さを伝える」という夫婦の夢の結晶。宿名は夫の「福男」と妻の「とみ子」に由来。 |
| 提供内容 | 宿泊客に、郷土食づくりや畑での野菜栽培などの**農業体験**を提供し、飯舘村の魅力を伝えています。 |
| 宿泊情報 | * 一日一組限定(最大7人まで宿泊可能)。 * 営業日: 毎週水-木及び土-日。 * プラン: 朝食付き、または朝食・夕食つきプラン(2名1泊 18,700円~)。 |
| 体験プラン | 語り部プラン、ちまき作りプラン、畑仕事体験プラン、料理づくりプラン(各1,100円~)などがあります。 |
渡邊とみ子さんの活動は、飯舘村の復興への希望と活力を与える大きな力となっています。
最後までお読みいただきありがとうございました。

