東葛クリニック病院に勤務する皮膚・排泄ケア特定認定看護師の浦田克美さんは、その高度な専門知識と温かい人柄で、患者さんや介護者の「生活の質(QOL)」向上に尽力しています。
1996年の看護師免許取得以来、20年以上のキャリアを持つ浦田さんの道のりは、まさに「人の尊厳を守るケア」を追求し続けた挑戦の連続です。
”排泄は人の尊厳にかかわること”
排泄に関する悩みは一人ひとり異なり、おむつを勧められることでプライドが傷ついたと感じる人もいます。
また、悩みを相談できず、一人で抱えている方もいます。
浦田さんは、一人一人に寄り添い、その人の尊厳を守りながらケアに当たるすごい看護師さんです。
そこで今回は、浦田さんの年齢や結婚されていて子供がいるのかを紹介するとともに、歩んできた経歴をまとめましたのでぜひご覧ください。
浦田 克美のプロフィール
- 名前:浦田 克美(うらた かつみ)
- 生年月日:非公開
- 出身地:3歳から埼玉県松戸市
- 学齢:東京警察病院看護専門学校卒業
- 趣味・特技:バレエ
- 家族:夫、子供
浦田克美の年齢
浦田さんは1996年に東京警察病院看護専門学校を卒業されています。
看護専門学校の入学年齢は、高校卒業の18歳と仮定することが一般的です。
- 1996年卒業時の年齢:約21歳(3年課程の場合)
- 現在の西暦:2025年(11月時点)
したがって、1996年の卒業から現在(2025年)まで約29年が経過しており、浦田さんの年齢は21歳+29年=およそ50歳と推測されます。
浦田克美の経歴
浦田さんの看護師としてのキャリアは、1996年の東京警察病院看護専門学校卒業から始まります。
卒業後、専門学校の付属の病院にそのまま入職し、外科病棟に5年ほど勤務。
看護の基礎と臨床経験を深く培いました。
その後、結婚・出産を経て松戸市内の病院に移り、専門性を高めるための学びを再開します。
- 2007年:日本赤十字看護大学 看護実践・教育・研究フロンティアセンター認定看護師教育課程 皮膚・排泄ケアコースを卒業。
- 2008年:皮膚・排泄ケア認定看護師の資格を取得。
- 2009年:おむつフィッター3級を取得。
- 2017年:より高度な処置を可能とする特定行為研修(創傷管理分野)を修了し、特定認定看護師として活動の幅を広げました。
この経歴からは、浦田さんが一度立ち止まることなく、常に最新の知識と技術を追求し、看護の専門性を高め続けてきた姿勢が伺えます。
看護師を志した理由と専門分野への情熱
浦田さんは5歳の頃、テレビアニメの「キャンディ・キャンディ」を見て看護師になることを決意したそうです。
幼いころから看護師に憧れ、夢を叶えたんですね。
その後、皮膚・排泄ケアの専門分野を志したきっかけは、看護師として勤務する中で出会った二人の男性患者さんの存在でした。
一人はイレオストミー(回腸ストーマ)を使用することになった患者さん、もう一人は排泄ケアが必要な患者さんです。
一人目の術後にストーマが必要になった患者さんとの出会いでは、排泄ケアをするためにもっと勉強が必要だと感じたそうです。
二人目の排泄ケアが必要な患者さんとの出会いでは、良かれと思って勧めたおむつが、患者さんのプライドを傷つけていたという事実を知り、尊厳を守ることの大切さを知りました。
この経験を通じて、排泄やストーマといったデリケートなケアについて「これはもっと専門的に学ぶ必要がある」と痛感されたと言います。
特に、「排泄は人の尊厳にかかわること」という強い信念を持ち、「どのタイミングで、どのような方法でおむつを利用していただくのが適切なのか」を看護師として知っておくべきだと考え、専門的な勉強を決意されました。
この原体験が、現在の「おむつの相談を気軽にできる場所を地域に作りたい」という活動や、YouTubeチャンネル「チャンネルはぴなぴ」の運営にも繋がっています。
浦田克美の家族
浦田さんは結婚していて、子供が複数人いらっしゃいます。
結婚や出産の時期ははっきりとわかりませんでしたが、2007年の日本赤十字看護大学の教育課程を修了した時には子供がすでにいました。
また、浦田さんの夫の情報や子供たちの年齢などご家族の情報は見つけられませんでした。
家事・育児と専門資格取得の両立
出産後、認定看護師の資格取得に向けた学びを再開されました。
認定看護師の教育課程は、通常、一定期間、仕事を離れ専門教育機関で集中的に受講する必要があり、家事や育児と両立するには多大な努力が求められます。
浦田さんは、松戸市内の病院に勤務しながら、この難関に挑戦しました。
家事・育児・仕事と両立しながら専門分野の勉強に時間を捻出し、日本赤十字看護大学の教育課程を修了し、2008年に皮膚・排泄ケア認定看護師の資格を見事に取得されています。
時間の捻出方法は、子どもたちが寝ている時間を活用するというものでした。
なんと、深夜3時から朝6時までの3時間を勉強にあてていました!
このエピソードは、単に資格を取得したという事実以上の、
「困難な状況下でも、患者さんのより良いケアのために専門性を高めることを諦めなかった」
という浦田さんの強い意志と、ご家族の支えがあってこその成果ですね。
浦田克美の地域に根差した活動
浦田さんの人柄を象徴するのは、その地域貢献への熱意です。
- 「松戸褥瘡ケアフォーラム」の立ち上げ:浦田さんは、病院内だけでなく、地域のケアレベル全体の底上げを目指し、褥瘡(床ずれ)ケアに関する多職種連携の勉強会である「松戸褥瘡ケアフォーラム」を立ち上げ、活発な活動を続けています。
- 「チャンネルはぴなぴ」の運営:YouTubeを通じて、プロの看護師として、大人用紙おむつの選び方や正しい当て方など、介護現場で本当に役立つ具体的な情報を、分かりやすく発信しています。この活動からも、「排泄に問題があっても自分らしくHappyに生活できるよう」という、浦田さんの温かく寄り添う姿勢が伝わってきます。YouTubeはこちら⇒https://www.youtube.com/channel/UCgonTHiL8Tfnq0M46wcGv5A
患者さんや介護者に対して一方的に指導するのではなく、「気軽に相談できる場所」を作り、「そのかたを尊重する」ケアを大切にする姿勢は、浦田さんが技術だけでなく、人の心に寄り添う真のプロフェッショナルであることを示しています。
まとめ
皮膚・排泄ケア特定認定看護師の浦田克美さんは、1996年の看護学校卒業後、約50歳の今に至るまで、常に専門性の向上に努めてきました。
外科病棟での経験から、排泄ケアの重要性と、「排泄は人の尊厳にかかわる」という強い信念を抱き、認定看護師、特定行為研修へと学びを深めました。
家事・育児・仕事と多忙な日々の中で難関の専門資格を取得したエピソードは、彼女の揺るぎないプロ意識と情熱を物語っています。
現在、病院勤務に加えて、YouTubeでの情報発信や「松戸褥瘡ケアフォーラム」の立ち上げを通じて、その専門知識を惜しみなく地域に還元しています。
浦田克美さんは、高度な技術と患者さんの尊厳を第一に考える温かい人柄を兼ね備えた、現代の看護ケアを牽引するリーダーの一人です。
最後までお読みいただきありがとうございました。

