モデル、タレントとして活躍するトラウデン直美さん。
高校生の時、授業で環境問題を学んだのがきっかけで、社会問題(相対的貧困、フードロス、労働問題など)に関心をもったそうです。
現在、環境省プラごみゼロアンバサダー/サステナビリティ広報大使を務めるトラウデン直美さんのSDGsへの取り組みについて調べました。
プロフィール
- 名前:トラウデン 直美 (とらうでん なおみ)
- 生年月日:1999年4月21日
- ニックネーム:トラちゃん、トラ美、でんでん
- 出身:京都府
- デビュー:2012年 「ミス・ティーン・ジャパン」でグランプリに輝き、最年少専属モデルとして13歳でファッション誌「CanCam」でデビュー
- 家族:父(哲学博士、ドイツ人)、母(帰国子女)、弟(トラウデン都仁、モデル)
環境問題について意識
トラウデン直美さんは、『Cancam』の史上最年少専属モデルとして活躍。
そして、東京ガールズコレクションや東京ランウェイなどのファッションショーにも多数出演されています。
その一方で、2020年から環境省プラごみゼロアンバサダー/サステナビリティ広報大使としても活動しています。
さらに、2024年から「news23」レギュラーコメンテーターとしても活躍しています。
トラウデン直美さんは、若い世代の声を届ける活動に精力的に取り組んでいますね。
トラウデン直美さんは、夜7時の夕食時にご家族でニュースを見ながら環境問題や政治の話をしていました。
普段の家族での会話から、環境問題を意識するようになったようですね。
CanCamでの取り組み
CanCamでは、2020年から『トラウデン直美と考えるSDGs連載』と題して、CanCamモデルのトラウデン直美さんがSDGsについて読者と考えるコラムを連載しています。
若者向けのファッション雑誌での企画としては、珍しいのではないでしょうか。
今を生きる若い世代が、社会問題に興味を持ってくれるのは嬉しいですね。
ネットでの炎上
2020年12月「2050年カーボンニュートラル・全国フォーラム」に出席したトラウデン直美さん。
その時の発言が一部だけ切り取られ、炎上してしまいました。
トラウデン直美氏 モデル・タレントとして活動させていただいています、トラウデン
直美と申します。
私は環境問題にかねてより関心がありまして、現在はSDGsの特集をしている番組なども
やらせていただいています。
スライド、次をお願いします。
そういった中で、いろいろな取材をさせていただいているのですけれども、様々な企業
であったり個人の方を取材させていただいている中で、SDGsだったり環境問題、気候変動
に対する意識というのは、かなり高まってきているなと私個人としては感じています。た
だ、そういった中で、やはり個人間の情報共有が少ないのではないかと感じています。
次のスライドをお願いいたします。
例えば、私たちの世代は、先ほど石川さん、近藤さんも発言されておりましたけれども、
とても意識が高まってきていて、10代、20代のSDGsという単語の認識度は7割を超えてい
るというデータが出てきています。
そういった中で、やはり私たち日本で少し足りないなと私が感じるのは、個人間で環境
問題でありSDGsに関して話をすること、こういった場が少ないのではないかと感じていま
す。というのも「意識高い系」と言われてしまうような空気がまだあるのではないかと感
じていて、その次に「環境問題で私が大切にしているのは」というのがありますけれども、
これはまさに私が末吉さんと対談させていただいた際にいただいたお言葉で、これは私も
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ずっと心に置いて活動を頑張っております。「一人の100歩より100人の一歩」、100人の一
歩をそれぞれが情報共有することで、それが二歩、三歩になって、一人の100歩、100にな
るよりも、100人の二三歩で200、300と、さらに知識と行動が増えていくのではないかと感
じています。
なので、互いに情報を共有し、人と人とがつながって、私はこんなことをやっている、
あなたはどんなことをやっているという情報共有がさらに促進されることが今後必要にな
ってくるのではないかと思います。そうすることで、今、様々なSDGsに関して取り組みを
されている企業の情報であったり、そういった商品の情報というのを個人間が共有して、
そういった需要というのも企業に伝わるなと感じています。
そして、私も出演させていただいています東京ガールズコレクションなど、そういった
イベントでもかなり環境に配慮したものを使ったり、例えば、食器とかケータリングの場
面でも紙を使ったり環境に配慮したものが使われています。そういったものも発信してい
ければいいのではないかなと思っています。私個人としても、メディアやSNSを通じてこう
いったことを発信していきたいと感じています。
次をお願いいたします。
そして、これは一例にすぎないのですけれども、例えばということで、私の一歩という
ことを紹介させていただきます。
こちらにいらっしゃる皆さんもマイボトルを持っていらっしゃいますけれども、マイバ
ッグ、マイボトルはかなり普及してきたのではないかと感じています。
その次に私が提言させていただきたいのは、マイカトラリーで、私はお箸とフォークと
スプーンとストローを常に持ち歩いているのですけれども、こうすることでどこかに行っ
たときに使い捨てのカトラリーを使う必要もなくなると思います。
それ以外にも、お店の人に聞く。「この商品は環境に配慮していますか」と一言聞くだ
けで、お店の人は「あ、そうか、お客様は環境に配慮したものを求めているんだ」という
意識につながると思います。
それ以外にもプラごみアンバサダーのときに提言させていただいた3○○チャレンジ、
3日、3週間、3か月など、そういった期間を決めてマイカトラリーを持ち歩くなど、そ
ういった習慣づけをしていただきたいと感じています。
なので、私はモデルとして、今後、SNSなどのメディアを通じて様々な発信をして、一人
一人の一歩が二歩、三歩になるように力添えできたらいいなと感じています。
大まかな話になりましたけれども、以上になります。ありがとうございます。引用元:gijiyoushi.pdf
「この商品は環境に配慮していますか」と一言聞くだ
けで、お店の人は「あ、そうか、お客様は環境に配慮したものを求めているんだ」という
意識につながると思います。
という部分だけを取り上げて一部のネットユーザーが批判しました。
・「環境に害のない製品なんてない」「自給自足の原始人生活でもしとけ」等のゼロか100的という二元論
・「面倒くさい客」「店員に言っても仕方ない」等、店側にとって迷惑ではないかとの批判
・「環境問題より目先の生活」等の経済的に余裕の無い庶民は環境など気にしていられないという主張
・「環境チンピラ」との揶揄、「意識高い系の上から目線」等の反発
引用元:「環境チンピラ」「大炎上」トラウデン直美さん誹謗中傷に環境ジャーナリストが徹底反論(志葉玲) – エキスパート – Yahoo!ニュース
もちろん、肯定的にとらえ、応援するネットユーザーもいました。
トラウデン直美さんは、ニュース映像を見て、「これでは誤解を生んでも仕方がない。もう少し伝え方を考えるべきだったかも」と振り返っています。
伝え方の難しさを知るとともに、「環境問題に興味はあっても何をしたらいいかわからない人や、何かしなくてはと思っている人がいると感じられて嬉しかった」とも語っています。
「私たち世代が何とかしないとこのままではダメになる」という思いがある一方で、「環境に配慮するとモノの値段が高くなったり、失業者が出てきたりと矛盾する」と、社会問題の根深さも指摘しています。
この問題に対して、「解決するには、たくさんの知恵がある上の世代の方に教えてほしいこともたくさんありますし、人類みんなに関わる問題だと思うので、みんなで協力して一緒に考えていけたらいいなと思います」と語っています。
環境問題に年齢も性別も関係ないですね。
地球に住む生き物すべての問題ですから。
トラウデン直美さんは、「モデルの小娘がエラそうに」や「意識高い系の人」という言葉に傷つきながらも、それをきっかけに環境のことに関心をもってくれたらいいなととても前向きです。
トラファーベ
トラファーベとは、”今と未来をちょっとよくする”をコンセプトに、トラウデン直美さんが企画・プロデュースした住まいの塗り替えのための塗料です。
プロデュースのきっかけは、プレマテックスのCMにトラウデン直美さんが起用されたこと。
トラウデン直美さんは、塗料の必要性とともに、塗料がかかえる環境汚染についても知ることとになりました。
塗料は、色や見た目をきれいにする役割と遮熱や断熱などの機能も備え、生活の必需品になっています。
その一方で、塗料はVOC(揮発性有機化合物)という環境汚染の原因物質の排出が問題視されていたのです。
塗料の中でも、このVOCの排出量が多く問題となっているのが、ビルや住宅に使われる建築用塗料だそうです。
プレマテックスはこの環境問題と向き合い、課題をクリアした塗料開発をしています。
トラウデン直美さんは、塗料開発について素人でしたが、「わたしにできること」に取り組みました。
そして、環境や健康面への問題をクリアするだけでなく、塗料本来の遮熱性能や防汚性などの機能を併せ持った塗料を完成させたのです。
さらに、塗り替えの塗料をトラファーベにするだけで、誰もがSDGsに参加・貢献できるんです!!
個人で塗料の開発をするのは難しいですが、環境に配慮した製品を使うことはできます。
これは私たちにできるでも取り組みですね。
トラファーベの由来
製品名のトラファーベはトラウデン直美さんの愛称「トラ」とドイツ語で「色」や「彩り」を意味する「farbe(ファーベ)」に由来します。
トラウデン直美さんの環境問題に対する想いや希望を感じますね。
世界!ニッポン行きたい人応援団
2025年3月24日 20:00~ 【月曜プレミア8 世界!ニッポン行きたい人応援団▼曲げわっぱを愛すアメリカ人】に出演します!
まとめ
トラウデン直美さんはモデル・タレントとしてファッションーに多く出演するとともに、環境省プラごみゼロアンバサダー/サステナビリティ広報大使として活動していることがわかりました。
また、企業と協力して、トラファーベ(環境に配慮した塗料)をプロデュースしました。
そして、トラウデン直美さんの発言に対する批判を真摯に受け止め、環境問題に関心をもつ人が一人でも増えればと前向きな方だということがわかりました。
今後のトラウデン直美さんの活躍を応援しています!