2021年に北海道宗谷岬から鹿児島県佐多岬までの約3000Kmを走り切った、当時小学校5年生の富樫風虎(とがしふうと)さん。
今夜20時からの『沼にハマってきいてみた▽自転車沼▽しまなみ海道▽秋元真夏ドリフト専用車に笑顔』に出演します。
当時乗っていた愛車のメーカーや、富樫風虎さんフルオーダーをかなえた自転車屋さんが気になったので調べてみました。
富樫風虎の自転車メーカー(ブランド)
日本縦断のお供、富樫風虎さんの愛車はフルオーダーされた”モンソンブランドのランドナー”です!
当時の富樫風虎さんの身長は143cm、体重31kgでした。
・フレームサイズ:475mm(芯~芯)
・トップチューブ:500mm(水平より20mm前上がり)
寸法的には今の体格にピッタリ合わせていますが、将来的にステムを90mmくらいまで伸ばし、サドル高を上げることで、身長が伸びてもある程度までは乗れる自転車に設計されているそうです。
このフルオーダーのランドナーは山音製輪所さんが手がけています。
他にも、
・レギュラーサイズのクロモリフレームにラグ付き
・ブルーの塗装に金線引き
・BB下に付けられたダイナモは抵抗が軽いことで定評のあったサンヨー・ダイナパワー
シートチューブ上部に取り付けたレバーで起倒
・ライトはもちろんLED
さらに、
・材料:カイセイ022
・ホイール:パナレーサー・ツーキニスト26×1.
・チェーンリングとクランク:スギノ・マイティミニヨンの44x34T
・クランク長:155mm
・スプロケット:11~34Tで、ローギヤは1対1を実現
・ブレーキ:ヨシガイ・DC980カンティを同社DC139ギドネットレバーで動かしている
・ギドネットレバー:ドロップハンドルの上側を主に握って走行する場合に非常に有効なレバーで、てこの原理で制動力も高い。
自転車だけでなく、バックもオーダーメイドしてくれます。
日本縦断に使ったパニアバッグも山音製輪所製です。
フロントバック用のサポーターもハンドメイド!
納車後、10日ほどで富樫風虎さんとフルオーダーのランドナーは日本縦断に出発しました。
すごい日程ですね。間に合わせた山音製輪所もまたすごいです。
いきなり3000km以上走ることになるなんて、ランドナーもビックリしてますね(笑)
パンクも落車もなく日本縦断は終わり、機能も申し分なく、風虎さんにぴったりのサイズ!
まさに、プロの仕事ですね。
写真付きで紹介されているサイトは↓
『風虎くんの山音製輪所製自転車を紹介”https://www.cyclesports.jp/news/others/50705/?all#i-2“』
に詳しく記載されています。
富樫風虎と父の日本縦断
子供の自転車での日本縦断は、1992年の小学6年生での達成が最年少記録でした。
小学2年生から”サイクル野郎”を愛読していた富樫風虎少年は、小学4年生の時に、”いける”と思ったそうです。
そうです。富樫風虎さんが日本縦断をするきっかけとなったのは”サイクル野郎”です。
サイクル野郎の主人公(丸井輪太郎)は中学校を出て高校に行かず家業の自転車屋を継ぐために武者修行として自転車で日本一周の旅に出ます。
旅の途中で遭遇するたくさんの経験が面白く辛く楽しく悲しく人間味あふれる旅となるのですが、富樫風虎さんも自転車で遠くに行ける経験をして、日本縦断を夢見ます。
小学2年生ですでにランドナー(この時は、クラシカルなプジョーのランドナー(22インチホイール))に出会い、キャンプ道具を積んで遠くまで行く経験をしていました。
距離もどんどんのびる富樫風虎さん。
お父さんの克美さんも、”風虎さんならいける”と日本縦断に賛成でした。
しかし、富樫風虎さん小学4年生、2020年の夏はコロナ禍で、東京オリンピックも延期になるなど、日本全体が自粛ムードの年でしたね。
なので、やむなく延期となります。
待ちに待った小学5年生、2021年の夏休みは、宿題を前倒しでだしてもらい、かつ終わらせてからの出発となりました。
文武両道、素晴らしいですね!
学校の理解もあってよかったです!
小学5年生でも日本縦断なんて可能なの?!
大人の私でも無理!
夏は暑いし体調大丈夫?
と不安なことしか想像できないのですが、家族の信頼ってすごいですね。
東京都在住の富樫風虎さん。
まずは北海道に渡るところからです。
日程は、7月23日に稚内に到着し、自転車をくみ上げ、7月24日に宗谷岬スタートです。
46日間の長い長い旅の始まりです。
走行距離3025Km。
途中ホームシックで涙することもあったけど、新潟ではお父さんの実家に寄ったり、道中東京から駆け付けた大人の友達と水鉄砲したりと楽しそうです。
出発は、北海道宗谷岬で東京オリンピックの開会式を観て、パラリンピックの閉会式を鹿児島県佐多岬で観るという最高に思い出に残る旅となります!
そして、お父さんの克美さんはサイクルコンピューターを使わずに、地図とグーグルで距離を計算。
仕事を調整して、息子の夢に付き合ったお父様を賞賛します!
また、風虎さんは日本縦断中に身長が2cm伸び、精神的に成長したのはもちろん、本当に大きくなりましたね!
佐多岬に到着したのは、9月9日。
インターナショナルスクールに通っている風虎さんは、クラスメイトに『日本は広いよ!』と伝えたいそう。
世界地図で見る日本は小さいですからね。
日本縦断して実感。
『日本は広いよ!』風虎さんが言うと、説得力があります。
まとめ
富樫風虎さんの自転車はフルオーダー”モンソンブランドのランドナー”です。
バッグもすべてハンドメイド!
それを実現したのは、『山音製輪所』
プロの仕事が素晴らしいです!!
富樫風虎さんと父・克美さんの日本縦断は、7月24日北海道宗谷岬をスタートし、9月9日に鹿児島県佐多岬にゴールという3025km、46日間の旅でした。
落車によるケガや熱中症にならずにゴールできて本当に良かったです。
中学生になった富樫風虎さんが出演する【沼にハマってきいてみた】が楽しみですね。