岡山県井原市の美星町は、「星降る町」として知られる美しい里山です。
この地で、長年の夢を実現させたのが、髙村美樹子さん(60歳)と夫の誠さん(61歳)ご夫妻です。
髙村美樹子さんは3人の子育てと介護職での懸命な日々を経て、50代で第二の人生をスタート。
古民家を再生させた「古民家Cafeほしおと」と、星空を愛でる「民宿ほしおと」は、ご夫妻にとってまさに人生のご褒美となりました。
今回は、テレビ番組「人生の楽園」でも紹介される、髙村さんご夫妻の夢の軌跡と、温かいカフェ&民宿の魅力をご紹介します。
古民家Cafe・民宿ほしおと店主・髙村美樹子のプロフィール
- 名前:髙村 美樹子(たかむら みきこ)
- 年齢:60歳
- 出身地:岡山県倉敷市
- 学歴:観光の専門学校卒業
- 家族:5人 夫(誠さん)、長女、次女(忍さん)、長男または三女
髙村美樹子の夢への長い道のり:人生の転機と夫の言葉
髙村美樹子さんは倉敷市出身。
若い頃、海外に憧れて添乗員を目指し、観光の専門学校で夫となる誠さんと出会いました。
しかし、すぐに結婚して長女を出産。
海外添乗員の夢は果たせぬまま、主婦として3人の子どもを育てることに専念しました。
誠さんは添乗員の仕事で出張が多く、美樹子さんには大きな負担がかかりました。
子育てに追われる日々の中で、美樹子さんの唯一の心の癒しとなったのが、カフェで過ごす非日常的なひとときでした。
当時の心境を「いつか自分も人を癒やせるカフェを開きたい」という秘めたる夢として温め続けました。
しかし、子どもたちの学費や仕送りのために、美樹子さんが選んだのは、夜勤もある体力的に厳しい介護施設での仕事でした。
誠さんを支え、懸命に働き続けた美樹子さんは、50代に入ると体力の限界を迎えます。
そんな妻の姿を見ていた誠さんは、定年を間近に控え、「もう無理はしないでほしい。介護の仕事を辞めて、好きなことをやってほしい」と美樹子さんの背中を押しました。
この夫の言葉こそが、美樹子さんにとって諦めていた夢を再び色鮮やかに蘇らせる、人生の最大の転機となったのです。
美星町との運命的な出会いと古民家再生
子どもたちが独立したタイミングで、美樹子さんは理想の古民家を探し始めます。
いくつか物件を見た中で、運命的な出会いを果たしたのが、岡山県井原市の美星町でした。
美星町は「星降る町」として知られ、澄み切った空と豊かな自然に恵まれた場所です。
この地で見つけた築約100年の古民家は、そのままでは手を加える必要がありましたが、「この場所なら、人を癒やせる空間を作れる」と直感。
古民家を「古民家Cafeほしおと」として蘇らせるにあたっては、ご夫妻自ら改修作業に汗を流しました。
特にこだわったのは、古民家ならではの太い梁(はり)や、土壁の温かみを残すこと。
新しすぎず、懐かしい、心地よい空間づくりを目指しました。
そして2022年、長年の夢を込めたカフェは「ほしおと」という美しい名を冠してオープンしました。
ほしおとを彩る「家庭の味」と家族の連携
「古民家Cafeほしおと」の最大の魅力は、美樹子さんの人柄がにじみ出る「家庭料理」をテーマにしたランチです。
美樹子さんが料理で大切にしているのは、「身体に優しく、心も満たされる味」。
日々の献立は、旬の食材や地元の野菜をたっぷり使い、飽きがこないよう工夫された月替わりとなっています。
人気メニューの「チキン南蛮ランチ」は、大きなチキンカツが4枚も乗るボリューム満点の一品です。
その美味しさの秘密は、「二度揚げ」による衣のサクサク感と、自家製タルタルソースにあります。
この「あるこだわり」によって、揚げ物でありながら重すぎず、幅広い年代から支持を集めています。
さらに、スイーツ部門では家族の連携が光ります。
季節のパフェやタルトは、次女の忍さんが担当。
岡山特産のマスカットをはじめ、旬の果物を惜しげもなく使った華やかなスイーツは、カフェのもう一つの看板となり、美樹子さんの作る料理と共に訪れる人々を魅了しています。
誠さんの夢:星を愛でる「民宿ほしおと」
美樹子さんの夢が形になった後、今度は夫の誠さんが動き出します。
定年退職を迎えた誠さんは、「美星町の美しい星空を、もっとゆっくりと堪能してもらいたい」と、カフェの敷地内にある離れの改修に着手。
2025年3月(または2024年11月)には、「民宿ほしおと」をオープンさせました。
民宿の改修では、古民家の構造を活かしつつ、宿泊者が心地よく過ごせるよう、清潔感と温かさを両立させました。
誠さんが最もこだわったのは、夜空の美しさを最大限に楽しむための環境づくり。
宿泊客は、美星町が誇る満天の星空を静かに眺め、非日常の安らぎを感じることができます。
宿泊客に提供される食事は、もちろん美樹子さんが腕を振るう、心がほっとする家庭料理。
カフェと民宿、それぞれの夢を二人三脚で叶え、「ほしおと」は訪れる人々の心と体を癒す場所として、一体となって機能しています。
地域との温かい絆と未来への展望
髙村さんご夫妻の「ほしおと」は、美星町の人々との温かい交流によって支えられています。
開業時には、古民家の改修を手伝ってくれたり、新鮮な地元の食材を提供してくれたりと、地域の方々から多大な協力を得ました。
今では、カフェが地域の集いの場となり、ご夫妻は美星町の魅力の発信役も担っています。
地域の人々にとって、ご夫妻は「一生懸命頑張ってきた人生のご褒美を受け取っている人」であり、また「美星町に活気を与えてくれる存在」です。
この温かい交流こそが、「人生の楽園」の舞台となった所以です。
今後について、ご夫妻は「この場所で、訪れる人にも、私たち自身にも、幸せな時間を提供し続けたい」と語ります。
夢を諦めず、挑戦を続ける髙村美樹子さんと誠さん。彼らの第二の人生は、美星町の夜空の星のように静かに、そして力強く輝き続けています。
古民家Cafeほしおと 基本情報
| 項目 | 詳細 | 補足 |
| 住所 | 〒714-1406 岡山県井原市美星町三山4042 (菊池酒店裏) | 民宿も同敷地内に併設 |
| 営業時間 | 11:00~16:00 | |
| ランチタイム | 11:00~14:00 (ランチは予約可) | |
| 定休日 | 不定休 | Instagramにて最新の営業日をご確認ください |
| 電話番号 | 0866-75-4319 | |
| 駐車場 | 10台程度 | |
| アクセス | 山陽自動車道 鴨方ICより車で約33分 | |
| 主なメニュー | ほしおと定食(月替わり)、季節のパフェ・タルト |
髙村美樹子が美星町で叶えた古民家Cafeほしおとと夫婦の夢【人生の楽園】まとめ
髙村美樹子さんと誠さんご夫妻が美星町で叶えた「古民家Cafeほしおと」と「民宿ほしおと」は、単なる施設ではなく、ご夫妻のこれまでの人生と夢が結晶となった場所です。
介護職での労苦を乗り越え、誠さんの温かい後押しによって実現したカフェの夢。
そして、誠さんが自ら創り上げた星を愛でる民宿。
二つの「ほしおと」は、温かい家庭料理と古民家の安らぎ、そして地域の人々との優しい絆によって支えられています。
美星町の美しい自然の中で、人生の新たな輝きを見つけたご夫妻の暮らしぶりは、まさに多くの人々に勇気と癒しを与える「人生の楽園」そのものです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
