10月27日の徹子の部屋は『〜“鳥の言葉がわかる”若き研究者〜動物言語学者・鈴木俊貴さん』がゲストでした。
鈴木俊貴さんは”動物言語学”の第一人者!
専門はシジュウカラで、シジュウカラにはいくつか言語があり、「危険!」とか「餌があるから集まれ」など、仲間と会話していることを世界で初めて実証しました。
研究をするときは、シジュウカラがすむ森などに入って行き、彼らがどういったしぐさや言葉を使ってコミュニケーションをとっているのか見ることが大切と語っています。
なんと、シジュウカラが食べている木の実を鈴木さんも食べるほど、シジュウカラになりきります。
シジュウカラの寿命は6年ほどなのですが、1年ぶりに訪れた森で、愛着のあるシジュウカラがまだ生きていたら「まだ生きていたんだねぇ」と話しかけるそうです。
私たちからしたらみんな一緒ですが、鈴木さんには1羽1羽違うシジュウカラなんですね。
そんな鈴木さんには愛犬”くーちゃん”がいます。
鈴木さんの妻や子供の情報は見つからず、多分結婚していません。
それもそのはず!と思うほどのくーちゃん愛が聞けるラジオ番組がありました!
くーちゃんが一番鈴木さんを理解していて、鈴木さんがくーちゃんの一番の理解者だと語っていました。
2人の間には誰も入れません!
この記事では、鈴木俊貴さんの出身校などのプロフィールや愛犬くーちゃんについてまとめました。
動物の優しさや賢さがわかる、鈴木さんとくーちゃんのエピソードもご紹介しますのでぜひご覧ください。
鈴木俊貴のプロフィール
- 名前:鈴木 俊貴(すずき としたか)
- 生年月日:1983年10月
- 出身地:東京都練馬区
- 高校:桐朋高等学校
- 大学:東邦大学理学部生物学科卒業(理学修士・理学士)、立教大学(理学博士)
- 肩書き:東京大学先端科学技術研究センター
今月で42歳の鈴木さん。
若き東大の准教授として、世界からも注目されています。
そして、『僕には鳥の言葉がわかる』という科学エッセイの著者です。
この本は、”鈴木さんがどんだけシジュウカラが好きなのか”、”もっともっと知りたいと思っているか”がよくわかる本です!
挿絵もすべて鈴木さんが描いています。
シジュウカラへの愛が伝わる素敵なタッチですね。
また、鈴木さんが本格的にバードウォッチングを始めたのは高校生になってからとのこと。
「鳥だけじゃなくていろんな動物のことを知りたいし、理解したい。将来的にいろんな動物と会話ができたらうれしい」と話す鈴木さんは、犬とは0歳の生まれたときから一緒にいるという長い長い付き合いだそうです。
今回ご紹介する愛犬・くーちゃんは6人目。
「もう人だと思う」
”くーちゃんが一番鈴木さんのことを理解してくれてるし、鈴木さんが一番くーちゃんを理解している”とラジオ番組で話しちゃうほどの関係です。
くーちゃんと同じ目線に立って物事を観ようとする鈴木さんは、お散歩のときに一緒に地面を這ったそう。
その写真が話題となり、愛犬くーちゃんの存在が知られるようになりました!
愛犬くーちゃんと鈴木俊貴
これが話題の写真です。
同じ目線に立つだけじゃなく、鈴木さんは小枝もくわえてますね。
- くーちゃんはマルプー(マルチーズ×トイプードル)の女の子です。
- 毛並みはマルプーには珍しく真っ黒!
- 2025年1月ごろに誕生日を迎えた3歳です。
- 体重は2.1~2.3Kgと軽く、野鳥の研究の際には背中に乗せて連れていくこともあるそう。
くーちゃんとの出会いから自宅に迎えるまで
くーちゃんとは、鈴木さんが京都に住んでいた時にペットショップで出会いました。
ふらっと入ったペットショップにいたくーちゃん。
鈴木さんが口で「ちゅちゅ」っと言ったら、寝ていたくーちゃんは起きたそうです。
でも、鈴木さんを見てまた寝ちゃいました。
そして翌週、また鈴木さんはくーちゃんに会いに行きました。
くーちゃんは前回同様に寝ていたので、鈴木さんも前回同様、口で「ちゅちゅ」っと言ったら、今度は起きた後、「出してー」と言ったそうです。
その後、3回くらいペットショップに通います。
そして、まだくーちゃんと名付けられるまえのペットショップにいるわんちゃんに名前を付けます!
それは、
”くまきちくん”
鈴木さん、まだ飼ってないのに名前を付けちゃうなんて、くーちゃんがとっても好きだったんですね!!
そして、ある日、いつものようにくまきちくん(くーちゃん)に会いに行った鈴木さんは、他のお客さんに抱っこされているくまきちくんを目撃します!
やけちゃいますよねぇ
鈴木さんは急遽、ペット可の物件を探し、くーちゃんを自宅に迎えます。
行動がはやい!嫉妬は人を動かしますね!
”人が犬を選ぶんじゃなくて、犬が人を選ぶ”と聞いたことがあると言っていた鈴木さん。
ビビッと運命を感じ、くーちゃんがぼくのところに行きたい!と言ってたので飼うことにしたそうです。
相思相愛ですね!
くーちゃんの性格
くーちゃんは、めちゃめちゃ甘えん坊!
寝るときは必ず布団に入ってくるし、出かけると怒るし、帰ってくると喜んでくれるそうです。
そして、食べむらあり、というか偏食です。
おやつは、グランデリのとりささみもっちりぼうしか食べないんです!
さらに、食事は、カリカリのドッグフードを1つずつ口に運ばないと食べないそう・・・
鈴木さんが、食べてくれぇ~ってなるときは、くーちゃんは目をつぶって食べるんですって!
仕方ない、頑張って自分で食べるかぁって気持ちですかね?!
くーちゃん、そうとうな甘えん坊ですね。
そんなところも鈴木さんは大好き!
くーちゃんの優しいエピソード
もっちりぼうが大好きなくーちゃんは、たまに全部食べず、とっておくそうです。
クッションとか布団の下に隠してね。
これを貯食といい、どこに隠したのかちゃんと覚えています。
ある年、鈴木さんはインフルエンザにかかって寝込んでいました。
高熱で苦しむ鈴木さんに、くーちゃんは隠しておいたもっちりぼう3本を持ってきて、鈴木さんの手に乗せたそうです!
なんて優しい子!!!!
鈴木さんも、この優しさがあるんだ!と驚いたそうです。
くーちゃんは鈴木さんがぐったりしてるのがわかったのです。
そして、元気になってほしくてもっちりぼうをあげました。
鈴木さん、インフルエンザも吹き飛んじゃうほど嬉しかったでしょうね。
くーちゃんの賢いエピソード
3者間の関係が理解できる!?
犬はとても賢い!
鈴木さんがびっくりしたのは、くーちゃんがまだ3か月くらいの時に指差しがわかるようになったこと。
ボールを指さすと、ボールのところに行って持ってきたそうです。
これは、くーちゃんと鈴木さんの2者間の関係から、ボールも入った3者間の関係を理解しているということだそうです。
これがわかるのは、人間の赤ちゃんだと9か月以降とのこと。
わんちゃんがいかに早いかわかりますね。
言葉が理解できる!?
ある日、書斎でもっちりぼうを見つけた鈴木さん。
別の部屋にいたくーちゃんに「隠してたもっちりぼう、見つけたよ」と、くーちゃんに声をかけました。
くーちゃんは書斎に向かい、しまってる書斎のドアを鈴木さんに開けてもらい、隠していたもっちりぼうを取り出して、別の場所に隠したそうです。
このくーちゃんの一連の動き、何が賢いかわかりますか?!
くーちゃんは、「隠してたの見つけちゃった」という言葉で理解したんです。
鈴木さんは、もう人間だな!と思ったそうです。
くーちゃんと暮らして優しさと気づきがたくさんあるそうです。
鈴木さんは、いつかくーちゃんのことを本にしようと語っていました。
犬と人間は見えている世界が違う
人間は3色(赤・黄・緑)の世界を観ています。
でも、犬は2色(緑・黄)なんです。
犬は、人間より色が少ない世界を観ていますが、反対に鳥は紫外線が見えるので4色の世界を観ています。
また、犬の嗅覚は人間の数千倍から数万倍です。
世界の感じ方が違いますよね。
物事の理解の仕方も異なります。
鏡に映った自分を犬は理解できないけど、人間はわかる。
その代わり、犬は常に自分の匂いがわかる状態で生きているそうです。
人間は目に頼っているから見た目で判断し、犬は自分の匂いをイメージできるという違いがあります。
物の感じ方もとらえ方も違う人間と犬。
人間の指と犬の指は違うのに、犬は人がものを指したらそこに行くという意味だと理解している。
お散歩って言ったら、外に出られるんだ!
おやつっていったらおいしいものを食べさせてくれるんだ!
と一緒にいるとわかるようになります。
これは、”本来の他者の理解”につなる行為さと鈴木さんが話しています。
人間は言葉が邪魔するので世界が歪んで見えるそうですよ。
犬がしっぽをふっていたら、”喜んでる”は本当?
犬がしっぽをふる = 喜んでる という理解が多数ではないでしょうか。
これ、半分正解で半分不正解なんです。
なんと、しっぽをふってる時って、左右どちらかにしっぽが偏ってるそう。
- 右に振ってる時 ⇒ とうれしいとき
- 左にふってる時 ⇒ ストレスや不安を感じているとき
科学的に証明されたのはここ最近とのこと。
人間にも右脳左脳があり、情動と関連していますよね。
うれしい時に左脳が活性化し、右脳はストレスを感じると活性化するので、それで神経が交差して動作に現れるようです。
- 知らない人が近づいてきたら左にしっぽをふる
- 申し訳ないことをした時も左にふる
わんちゃんを飼っている人はぜひ観察してください!
そして犬は、シルエットだけでお互いの感情を理解できるそうです。
しっぽの振り方で、相手の不安やストレスを感じ、伝播して心拍数が上がるという研究結果があります。
狼とは異なり、犬にとっての住む場所は人間社会です。
犬は人間と暮らすために進化した動物だけど、人間の言葉を理解できるように進化してきた動物でもあります。
優しさとか気づきがたくさんあるわんちゃん。
くーちゃんは、動物言語学を進めるうえでリーダー的存在と鈴木さんは語っています。
鈴木俊貴は結婚してない?愛犬くーちゃんとのエピソードやwikiまとめ【徹子の部屋】まとめ
この記事では、動物言語学の第一人者である鈴木俊貴さんのプロフィールをご紹介しました。
専門は鳥・シジュウカラですが、愛犬・くーちゃんを通して動物とのコミュニケーションの取り方にも強い好奇心があります。
くーちゃんとのエピソードからは、その優しさや賢さが伺えました。
- 優しさのエピソード:鈴木さんがインフルエンザで寝込んだ際、くーちゃんは隠しておいた大好物の「とりささみもっちりぼう」3本を、鈴木さんの手に乗せてくれたそうです。これは、ぐったりしている鈴木さんを心配し、元気づけようとした行動だと考えられます。
- 賢さのエピソード:生後3か月でボールを指差すと持ってくる「3者間の関係」を理解し、人間の9か月児よりも早い理解力を示しました。また、別の部屋にいたくーちゃんに「隠してたもっちりぼう、見つけたよ」と声をかけると、書斎へ向かい隠し場所を開けさせて、別の場所に隠し直すという行動を見せました。このことから、鈴木さんはくーちゃんが「隠していたことを見破られた」という言葉を理解したと感じ、「もう人間だな」と思ったそうです。
くーちゃんを観ているとびっくりすることが多いと語る鈴木さんは、「くーちゃんは、動物言語学を進める上でのリーダー的存在であり、いつかそのエピソードを本にしたい」という夢を語っています。
記事で紹介したエピソードはラジオ番組で放送されたものです。
鈴木さんのくーちゃん愛を生声で聞きたい人はぜひ、下のURLからご視聴ください。
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最後までお読みいただきありがとうございました。
