秋田県湯沢市を舞台に、重い病をきっかけに前を向いて歩み始めた一人の女性がいます。
中川祐子さん(51歳)です。
長年愛した保育士の職を離れ、以前から興味の
あったキッチンカーで「おむすび」を届ける第二の人生をスタートさせました。
その名も「厨(くりや)本舗OMUSUBI」。
死を感じるほどの大病を乗り越え、生きがいを見出した彼女の奮闘と、温かい家族の絆に迫ります。
この記事では中川祐子さんが保育士をやめてキッチンカーを出すまでと、中川祐子さんとご家族の絆、そして、キッチンカーに込めた中川祐子さんの想いをまとめました。
ぜひご覧ください。
中川祐子のルーツと27年間の保育士生活
祐子さんは湯沢市(旧雄勝町)の生まれです。
幼少期から、実家が営んでいた農業と民宿の手伝いを通して、「食」への深い興味と、地元湯沢の食材に関わる仕事に携わりたいという想いを育んできました。
専門学校を卒業後、彼女は保育士として社会に出ます。
子どもたちへの情熱を傾け、なんと27年間にもわたり、保育の仕事に尽力しました。
私生活では、高校の陸上部の一つ先輩だった勝さん(夫)と26歳で結婚し、長男の光さんを授かり、公私ともに充実した日々を送っていました。
中川祐子の重い病が告げた「人生は一度きり」のメッセージ
転機が訪れたのは、およそ2年前。
職場の健康診断で乳がんが見つかりました。
祐子さんは、手術を受けて左胸を全摘出するという大病を患います。
死をも意識したという彼女の胸に、「人生は一度きりしかない。病気を経て、これまでの夢を実現したい」という強い気持ちが湧き上がりました。
手術後は経過観察となったものの、体力的に保育の仕事を続けることが難しくなったこともあり、彼女は以前から温めてきた「キッチンカー事業」の開業を決心。
そして、2024年8月、50歳を迎えた夏に、長年の夢だったキッチンカー「厨本舗OMUSUBI」をスタートさせたのです。
中川祐子の「結ぶ」想いを込めた「厨本舗OMUSUBI」
キッチンカーで扱うのは、長男・光さんが大好きだったという「おむすび」。
店名を単なる「おにぎり」ではなく「OMUSUBI」としたのは、セールスポイントにも深く関わっています。
これは、地元湯沢で育まれた食材を通して、お客さまと地元湯沢を「結ぶ」存在になりたいという祐子さんの強い想いが込められているからです。
彼女は、湯沢の魅力を広く発信したいという願いから、使用するお米も味噌もすべて地元湯沢産にこだわる徹底ぶりを見せています。
提供するおむすびは、定番から個性派まで計11種類。
中でも特に人気を博しているのが、地元の味噌を使用した「ゆず味噌」です。
甘いタレを塗ったおむすびに香ばしい焼き目を付けて提供するこの一品は、老若男女に愛される絶品。また、秋田ならではの燻製された漬物とチーズを組み合わせた「いぶりがっこクリームチーズ」も、新しい秋田の味としてお勧めです。
価格は1つ300円から450円。
販売手段としてキッチンカーを使用し、人が多く集まる道の駅やイベント会場などに積極的に出店しています。出店スケジュールはインスタグラムで随時告知され、多くのファンが祐子さんの作るおむすびを楽しみに集まります。
家族の温かい支えと第二の人生の輝き
祐子さんの再スタートは、夫の勝さん、そして長男の光さんという家族の献身的な支えがあってこそ成り立っています。
特に長男の光さん(17歳)は、母親の夢を応援するだけでなく、試食係としても活躍。彼は、頑張るお母さんへの想いを短歌に込めました。
「こりゃうめぇ 絶品おにぎり作る母 毎日食べれて 幸せだなあ」
この短歌は、キッチンカーの看板に飾られたのぼりに記されており、祐子さんの元気の源になっています。
重い病を経験し、一度は死を意識しながらも、夢を実現するために前を向いて歩き始めた祐子さん。
長年の保育士の経験で培われた温かさと、地元への愛情が詰まった「厨本舗OMUSUBI」のおむすびは、秋田県内に美味しい笑顔を届けています。
生きがいのある第二の人生をスタートさせた祐子さんの暮らしぶりと、それを見守る家族や仲間たちとの温かい交流は、見る人に勇気と感動を与えています。
【人生の楽園】病を乗り越え家族と歩む!中川祐子の厨本舗OMUSUBIキッチンカー まとめ
秋田県湯沢市を拠点に活動する中川祐子さんは、長年勤めた保育士の職を退き、50歳でキッチンカー「厨(くりや)本舗OMUSUBI」を立ち上げました。この転身の背景には、2年前に患った乳がん(左胸全摘出)という重い病があります。
「人生は一度きり」という強い決意のもと、死を意識した経験が、幼少期から興味を持っていた「食」の道、特に憧れていたキッチンカーの実現へと彼女を駆り立てました。
- キャリアとルーツ:
- 実家は農業と民宿を営み、幼い頃から食に携わる。
- 専門学校卒業後、27年間、地元湯沢で保育士として情熱を注ぐ。
- 事業へのこだわり:
- 提供するのは、息子さんが大好きだった「おむすび」。
- 店名「OMUSUBI」には、お客さまと地元湯沢を**「結ぶ」**存在になりたいという強い想いが込められている。
- お米や味噌はすべて地元湯沢産を使用し、地域の魅力を発信する。
- 人気メニューは、地元の味噌を使った「ゆず味噌」と、秋田名物の「いぶりがっこクリームチーズ」。
- 道の駅やイベント会場で販売(価格は300円〜450円)。
- 家族の絆:
- 夫の勝さんと、長男の光さんが献身的にサポート。
- 息子・光さんの詠んだ「こりゃうめぇ…」の短歌がのぼりに飾られ、祐子さんの大きな支えとなっている。
中川祐子さんは、病という試練を乗り越え、地元の食材と家族の愛を込めたおむすびを通じて、輝かしい第二の人生を歩んでいます。
最後までお読みいただきありがとうございました。

