10月14日のクローズアップ現代は「利用者急増!“にぎやかな図書館”のヒミツ」が放送されました。
慶応義塾大学名誉教授である糸賀雅児(いとがまさる)さんが出演し、現代の図書館について解説しました。
おしゃべり・飲食OKなど新たなコンセプトを掲げる“にぎやかな図書館”が人気を集めているそうです。
人口減少する時代に利用者を急増させている図書館があるなんて、気になりますね。
糸賀雅児さんは、少年時代を墨田区で過ごしました。
その光景は”三丁目の夕日”そのもので、相撲・野球・紙芝居を楽しんだそうです。
そして、本との出会いもありました。
小・中・高と公立の学校に進学し、図書館での私的読書体験もあったそうです。
糸賀雅児さんは現在、公共施設である図書館を使った町づくりや地域おこしをしています。
糸賀雅児さんのプロフィールをはじめ、人柄についてもまとめましたので、ぜひご覧ください。
糸賀雅児のプロフィール
- 名前:糸賀雅児(いとがまさる)
- 生年月日:1954年
- 出身地:東京都墨田区
- 学歴:
- 小学校:墨田区立横川小学校
- 中学校:墨田区立本所中学校
- 高校:東京都立両国高等学校
- 大学:東京大学教育学部
- 大学院:東京大学大学院教育学研究科修士課程修了・博士課程単位取得退学
- 肩書き:慶應義塾大学文学部教授
- 家族:不明
- 書籍:
- 書籍:図書館による町村ルネサンス―Lプラン21(2001年共著)
- 図書館評価の現状と課題-パフォーマンス指標の活用に向けて(2002年)
- 図書館の新たなビジネスモデルで出版市場との共存を(2003年)
- 公共施設としての図書館の評価(2004年)
糸賀雅児さんは、昭和30年代、墨田区東駒形で育ち相撲、野球に親しみました。
2025年現在、71歳です。
公立の学校にすすんだ糸賀さんの青春時代には、区立の図書館があったそうです。
その体験が、研究の原点とのこと。
糸賀雅児さんの人柄:時代を見据え、本質を問う「図書館の知性」
慶應義塾大学教授として、長年にわたり日本の図書館界を牽引されてきた糸賀雅児(いとが まさる)さん。その発言や活動からは、単なる学識者という枠を超えた、柔軟かつ骨太な知性と、未来を見据える眼差しを持つ人柄が浮かび上がります。
本質を追求する骨太な姿勢
糸賀さんの言葉からは、物事の本質を見抜き、筋の通った意見を述べる姿勢が一貫しています。
例えば、指定管理者制度が図書館にも導入された際には、「このままだったら、うちの町も指定管理者に持っていかれる。だったら、住民のニーズにあった図書館サービスを考えていかなければいけない」と述べ、「むしろ良い刺激を公務員に与えた」と制度の功罪を冷静に分析しています。
また、「武雄市図書館」のような、従来の図書館のあり方を大きく変える事例を前にしても、「従来の図書館理論は通用しません」と既成概念に囚われず、新しい現実を受け止め、議論を深める柔軟性と覚悟が感じられます。
社会のニーズに応える現実主義と洞察力
糸賀さんは、図書館や教育が担うべき役割について、極めて現実的な視点を持っています。
東日本大震災の際には、被災地への支援について「災害直後は衣・食・住の確保、次に病人・けが人への医療、…そしてやがては地域に文化・産業・生活の再建、復興が必要」と、段階的なニーズを明確に提示されています。
また、読書習慣について語る際には、読書を通じて養われる「想像力」こそが、「多様な人たちと生きていくこれからの時代にすごく大事なこと」と指摘し、読書を未来の社会を生き抜く力として捉える、教育者としての鋭い洞察力がうかがえます。
現場の声に耳を傾ける謙虚さ
糸賀さんは、机上の空論ではなく、現場のリアルを深く理解しようとする謙虚さも持ち合わせています。
学校運営の議論の中では、肩書だけで選ばれた評価委員に対する「ほとんど学校に来ることもなく、学校や子どもたちのことをほとんど知らないのに…」という校長の声を引き合いに出し、形式的な評価に対する疑問を呈しています。これは、現場の努力や悩みに寄り添い、真に意味のある仕組みを追求する、実直な人柄の表れと言えるでしょう。
📚 結論
糸賀雅児さんは、変化の激しい時代において、過去の知見を尊重しつつも、新しい現実を前に**「今、何が最も必要か」を問い続ける、真摯で実践的な知性の持ち主です。その活動は、常に未来を見据え、社会と人々の生活に役立つ**図書館・情報環境のあり方を追求する、熱い情熱に支えられています。
糸賀雅児の家族
糸賀雅児さんのご両親は、墨田区東駒形で自営業共働きをされていました。
何のお店をやっていたのかはわかりませんでした。
また、現在はご高齢なのでご健在でも働いていいないと思われます。
お店の後は継がず、教育者として活躍している糸賀雅児さん。
従業員が後を継いだのか、お店を閉めたのか・・・。
そして、糸賀雅児さんにはご兄弟がいるのか、ご結婚されているのか、子供はいるのかといった情報も見つけられませんでした。
ご兄弟に関しては、両親共働きで漫画・テレビ・本を読んで過ごした少年時代のエピソードがあるので、一人っ子と想像します。
また、兄弟がいたとしても一緒に遊ばないくらい、年齢が離れていたと思われます。
糸賀雅児さんのご家族については、情報が見つけられ次第、追記していきます。
糸賀雅児のプロフィール・出身校や家族【クローズアップ現代】のまとめ
NHK「クローズアップ現代」に出演された慶應義塾大学名誉教授の糸賀雅児(いとが まさる)さんに注目し、そのプロフィールと、現代の図書館問題を深く洞察する「人柄」についてまとめました。
糸賀雅児さんは公立の小中高学校を卒業しています。
- 小学校:墨田区立横川小学校
- 中学校:墨田区立本所中学校
- 高校:東京都立両国高等学校
- 大学:東京大学教育学部
- 大学院:東京大学大学院教育学研究科修士課程修了・博士課程単位取得退学
両親共働きで本と触れ合う機会が多かった少年時代を過ごしました。
学校や区立図書館での私的読書体験が現在も研究を続ける原動力となっています。
糸賀雅児さんのご家族の情報はわかり次第追記していきます。
最後までお読みいただきありがとうございました。