こんにちは、管理人のメイです。
今夜のクローズアップ現代では、認知症の新時代をテーマに慶應義塾大学教授の堀田聡子さんが解説します。
現在認知症の人は、予備軍を含めると約1000万人!
すごい人数ですね。
認知症というと、徘徊したり、何度も同じことを言ったりと、誰かに支えてもらわないと生活が成り立たないというイメージをお持ちの方もいらっしゃるのでは。
確かに、重度認知症では見守りが不可欠な場合があります。
でも、コンビニや飲食店で働いていたり、商品開発をしたりと社会貢献しているかたもいるんです!
現代は、若年性の認知症もあり、誰がいつなるかもわからない時代です。
そんな時代を生きる私たちが、認知症当事者もその予備軍も、みんなが行きやすい社会にしたいですよね。
堀田聡子さんがそんな世の中をつくれるのか、考えるヒントを出してくれます。
そこで今回は、認知症に詳しい堀田聡子さんとはどういう人なのか気になり調べてみました。
堀田聡子のプロフィール
- 名前:堀田 聡子(ほった さとこ)
- 生年月日:1976年(詳細は非公開)
- 出身地:非公開
- 学歴:京都大学法学部卒業
- 経歴:
- 1993年3月京都大学法学部卒業
- 1994年4月~2004年6月三和総合研究所、研究員
- 2002年4月UFJ総合研究所研究員
- 2004年8月~2008年4月東京大学社会科学研究所人材ビジネス研究寄付研究部助手のち、教授
- 2008年3月大阪大学大学院国際公共政策研究科博士課程修了
- 2008年5月~2010年3月東京大学社会科学研究人材ビジネス研究寄付研究部特任准教授
- 2010年4月~2011年3月オランダ社会文化計画局、研究員
- 2010年4月~2011年3月ユトレヒト大学、訪問教授
- 2011年4月~2015年3月独立行政法人労働政策研究・研究機構研究員
- 2015年4月~2017年3月国際医療福祉大学大学院教授
- 2016年~人とまちづくり研究所、代表理事
- 2017年4月慶應義塾大学大学院健康マネジメント研究科教授
- 2018年~日本医療政策機構、理事
- 2020年9月~2021年3月神戸女子大学、非常勤講師
- 2021年4月~2022年3月東京大学大学院医学研究科、非常勤講師
- 2021年4月~2023年9月静岡大学未来社会デザイン機構、客員教授
一般的に、教授になったらその職に居続けた方が楽というか、上り詰めた感あって、留まりそうですが、堀田聡子さんは違いますね。
1994年から10年間、三和総合研究所に勤めていたのが最長で、その後は次々に職場を変えて活動していることが分かります。
一貫しているのは、大学卒業後、介助・介護・福祉・ケアの分野に携わり続けているということです。
そして、ヘルパーとしてもずっと現役!!
昼間は調査研究、夜間や週末はヘルパーという日々を送っていたことも。
でも、そんな生活を続けていたある日、ヘルパーの仕事で普段なら気がつけていたことを見落としてしまいました。
大事には至らずよかったのですが、この時、介護者の心身の状態がケアの質に大きく影響すると痛感しました。
堀田聡子さんは、この経験を”気を付けよう”で終わらせませんでした。
ケアの担い手、特に介護保険事業所で働く介護職に焦点を当て、実態を調査し始めました。
介護職って、必要とされている職種なのに給料が標準以下です。
なので、生計を立てるために仕事を掛け持ちしている人も少なくありません。
ハードワークをしていた堀田聡子さんのように昼夜働いている人もいるでしょう。
当然、体を休める時間は少なくなり、全力でケアに臨むことが難しくなります。
質の高いケアは心身ともに充実した介護職がいてこそ
堀田聡子さんは、実態に基づく介護労働の議論が進むよう「調査屋」として実態を調べ続けています。
法改正をするのは政治家ですが、議論に必要な根拠や資料を集めて、介護職の待遇改善を訴えています。
介護報酬改定は3年ごとに行われていますが、なかなか介護職の給料水準は上がらないですね。
今はまだ介護される側にない私たちも、将来お世話になる可能性が高いです。
そんなとき、ヘルパーさんが疲れ切っていたり、手を抜いていたら悲しいです。
質の高い介護を受けたいと思ったら、介護職の待遇改善は必須ですね。
堀田聡子さんがここまで介護・福祉に傾倒していたきっかけについても気になり、調べてみました。
堀田聡子が介護・ケアに興味をもったきっかけ
堀田聡子さんは幼少期、成績がよかったため、「いつも勉強をしている子」という周りの決めつけに苦しんでいました。
本当の自分を見てくれる場所を求めてボランティアセンターへ。
そこで、身体障がいを持つ人の介助をする活動に参加しました。
「生きる」ことにすさまじいエネルギーを発揮する人たちと一緒にいることで、堀田聡子さんも120%集中して「そこにいる」必要がありました。
成績の良し悪しなんて関係ありません!
堀田聡子さんが気にしていた「勉強ができるやつ」というレッテルなんて比較にもならない「障がい者」というレッテルでひとくくりにされた人たち。
この人たちと全身全霊で向き合うことで社会への「窓」が開かれました。
もっとこの「窓」をシェアしたいという気持ちが堀田聡子さんの原点だったのです。
「勉強ができる子」って思われるのはいいこと、うらやましいと思っていましたが、みんながみんなそうではないんですね。
自分をきちんと見てくれる場所を求めていった先が「ボランティアセンター」というのがまた、小学生とは思えない発想です。
幼少期に衝撃的な経験をしたから、現在までずっと介護・ケアの仕事に関わっているのかもしれませんね。
堀田聡子がクローズアップ現代に出演
7月15日 19:30~『クローズアップ現代 認知症新時代 広がる自分らしく“働く場”』に堀田聡子さんが出演します。
認知症になると何もできなくなる?
いえいえ、誤解です。
認知症の人たちもコンビニや食堂で働いています!
まちづくりや商品開発で社会貢献しています!
いつか私も認知症の当事者に、、、。
そんな時、生きやすい社会だったら嬉しいですね。
番組では、福祉・介護の専門家である堀田聡子さんと認知症の当事者と一緒に、本人も周りの人も生きやすくなる社会について考えていきます。
認知症新時代・堀田聡子のプロフィールまとめ
小学生から介護のボランティアを始めた堀田聡子さんは、現在も現役のヘルパーです。
質の高いケアは心身ともに充実した介護職がいてこそをモットーに、現場の介護職の調査をしています。
私たちもお世話になるだろうヘルパーさんの待遇・処遇が改善されて、みんな気持ちよく働けたらいいですね。