こんばんは。管理人のメイです。
今夜のカンブリア宮殿で紹介されるのは、伊達美和子さん。
若干45歳で資産1兆円の森トラストのトップに就任しました。
女性ならではの視点を生かして会社を大きくし、過去最高の売り上げを更新中!
インバウンドで、ホテル事業が大盛況のようですね。
そこで、伊達美和子さんがどんな人物なのか、プロフィールをまとめました。
また、もともと森グループだった”森トラスト”と”森ビル”、同じ不動産業ですが、何が違うのか調べてみました。
伊達美和子のプロフィール・経歴
- 名前:伊達 美和子(だて みわこ)
- 生年月日:1971年5月7日 現在54歳
- 出身地:東京都
- 学歴:
- 聖心女子大学文学部卒業
- 慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科修了
- 家族:祖父・森泰吉郎、父・森章、叔父・森敬、森稔
- 肩書:森トラスト代表取締役社長、森トラスト・ホテルズ&リゾーツ代表取締役社長、万平ホテル代表取締役会長
- 経歴:
- 1971年東京生まれ
- 1994年聖心女子大学文学部卒業
- 1996年慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科修了
- 1996年長銀総合研究所入社
- 1998年森グループに転職
- 2000年森トラスト取締役
- 2003年森トラスト常務
- 2008年森トラスト専務
- 2016年森トラスト社長
- 2022年経済同友会副代表幹事
伊達美和子さんが代表を務める森トラスト、その前身である森ビルは、伊達美和子さんの祖父・森泰吉郎さんが創業者です。
森ビルは、伊達美和子さんのお父さんたちの代で”森トラスト”と”森ビル”に分かれ、森グループとなりました。
伊達美和子さんの父・章さんが”森トラスト”、伊達美和子さんの叔父・稔さんが”森ビル”の代表に就きました。
伊達美和子さんの祖父・泰吉郎さんから見ると、”森トラスト”は三男の章さん、”森ビル”は次男の稔さんという形です。
ただ、森グループを”森トラスト”と”森ビル”に分けたのは創業者・森泰吉郎さんの死後、1999年のことでした。
伊達美和子さんが大学生のとき、祖父・森泰吉郎さんが米フォーブス誌の億万長者ランキングで世界1位になっています!
森一族=億万長者
伊達美和子さんは生まれながらのお金持ち、THE・お嬢様
でも、世間知らずとか、お高く留まっているお嬢様ではありません。
創業者一族の子として、意志を引き継いでいます。
森家の意志
祖父・森泰吉郎さんが事業を始めたのは戦後復興のときでした。
いい建物をつくることで社会貢献をしたい!というのが始まりです。
父・森章さんが経営をしていた頃は高度成長期でした。
サラリーマンの余暇を充実させたいと思い、リゾート施設へと事業を展開させました。
そして、幼いころから『社会に対する自分の意義とは何か』という問いを常に持ち、叩き込まれた伊達美和子さんは、『日本を国際的な拠点としてブランド化するための街づくり』を目指しています。
日本を観光先進国にするための研究もしています。
森家には会社は社会の公器であり、社会の役に立つ仕事をやっていき、それがうまくいって初めて事業的な成功につながるという考えがありました。
伊達美和子さんが森グループの社長になったのは45歳の時です。
すでに森グループは総資産1兆円の大企業でした。
若くして大企業のトップになるには英才教育が欠かせないですね。
不動産業界は男社会ですし、まだまだ経営者が女性という企業も少ないなかでの社長業。
想像を超える苦難があったと思います。
伊達美和子の兄弟
伊達美和子さんには2人の兄がいます。
事業継承は兄たちではなく、末っ子の美和子さん。
会社は代々長男が受け継ぐ~
みたいな展開が王道のように思っていましたが、父・森章さんは”男女年齢区別なし!やる気と能力がある者がやる”としていました。
父・森章さんは、当初、会社を3つに分けて子供たちにそれぞれ引き継がせることも考えていたようです。
実際、3人とも森トラストの社員として働いていました。
でも、長男は早く独立して社長になることを希望したので、早々にのれん分けしました。
そして次男は、務めていた商社がブラック企業だったのか、競争に相当懲りたとのことで経営からは距離を置きます。
そこで末っ子の長女・伊達美和子さんが継ぐことになりました。
決して消去法ではありません。
虎ノ門のビル開発やリゾート地でのホテル事業拡大など、業務系の実績は折り紙付き。
あとは財務や人事など総務系ができれば文句なし!
ということで、伊達美和子さんを社長にして、自身は代表取締役会長に。
サポートに回り、森トラストは現在の形になりました。
そして、過去最高の売り上げを達成しています!
森ビルと森トラストの違いは?
森ビル | 森トラスト | |
社長 | 辻慎吾 | 伊達美和子 |
事業内容 | 都市開発に特化 六本木ヒルズやアークヒルズなどの大規模再開発 虎ノ門ヒルズなどの都市型MICE施設あ美術館・商業施設など | オフィスビル、ホテル、リゾート施設など幅広い不動産開発を手掛ける ラグジュアリーホテルやリゾート開発に強み |
ブランド名 | ヒルズ | トラストシティ |
森トラストの社長は、創業者である森泰吉郎の孫・伊達美和子さんです。
一方で、森ビルの社長は、創業者である森泰吉郎の次男・森稔さんが亡くなられ、現在は内部昇格した辻慎吾さんが社長を務めています。
これで森ビルのほうは一族経営が終わったのかと思いましたが、役員には稔氏の妻・佳子さん、稔氏の娘婿・浩生さんが名を連ねています。
そして、浩生さんは次期社長と目されているので、また森一族の経営に戻りそうですね。
また、森ビルの社長だった森稔さんは”ロマンチスト”、森トラストの社長だった森章さんは”リアリスト”だったそうです。
創業者である森泰吉郎さんが亡くなり、会社を2つに分けた際、兄弟の仲たがいを指摘する声も多かったようですが、実際は経営方針が違うだけ。
不仲とかではなく、路線の違いなんだそうです。
兄弟で性格が違うなんてよく聞くことですよね。
余談ですが、森泰吉郎の長男・森敬さんは慶応大学理工学部の教授でした。
森ビルの経営には参加せず、1990年に父・泰吉郎さんより早くに亡くなっています。
森ビルと森トラストは、どちらも都心部に多くの不動産を持っています。
開発地域が重なることもあり、共同開発もあり得ると森章氏はインタビューに答えています。
森ビルも森トラストも代が代わり、一緒にプロジェクトをやる日も近そうですね。
森トラスト伊達美和子の経歴・プロフィール、森ビルとの違いは?【カンブリア宮殿】まとめ
伊達美和子の経歴・プロフィール
伊達美和子さんは東京生まれの54歳。
慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科修了後、長銀総合研究所入社しました。
その後1998年に森グループに転職し、2016年にトラストの社長に就きました。
伊達美和子さんが大学生の時、祖父・森泰吉郎さんは米フォーブス誌の億万長者ランキングで世界1位になったことがあります。
とってもお金持ちの一族で、森グループは創業者一族が経営しています。
(森ビルの社長は現在、森一族ではありませんが、次期社長はまた一族の人になりそうです。)
森ビルと森トラストの違い
森ビル | 森トラスト | |
社長 | 辻慎吾 | 伊達美和子 |
事業内容 | ・都市開発に特化 ・六本木ヒルズやアークヒルズなどの大規模再開発 ・虎ノ門ヒルズなどの都市型MICE施設あ美術館・商業施設など | ・オフィスビル、ホテル、リゾート施設など幅広い不動産開発を手掛ける ・ラグジュアリーホテルやリゾート開発に強み |
ブランド名 | ヒルズ | トラストシティ |
伊達美和子さんは起業家を目指す女性にエールを送っています!
男性の場合は、どのように仕事をするかで悩むことはあるでしょうが、女性は仕事を続けていくべきかどうか自体を悩まなければなりません。しかし、悩んでいても答えは出ません。自分の理想を先につくって、そうならない自分に悩むよりも、まずはやってみて前に突き進んでいくことが大事だと思います。祖父は経営に必要なものは「ウォーム・ハートとクール・ヘッド」と言っています。つねに熱い気持ちを持って、冷静な態度で物事に対処することを大事にしてほしいですね。
引用元:理想に近づけない自分に悩むより前に突き進んでいくこと 森トラスト伊達美和子 | ブランドコンテンツ | 東洋経済オンライン