時代考証家天野隆子のプロフィール国内最高齢香川滋子【クローズアップ現代】

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9月16日のクローズアップ現代は『明治生まれ最後の5人 令和のあなたに送る言葉』でした。

2025年9月現在、明治生まれの人は5人だけ。

そして、全員が女性です。

番組では、明治・大正・昭和・平成・令和の5つの時代を生きた”明治人”として紹介していました。

現在の国内最高齢は賀川滋子さん

奈良県大和郡山市の自宅で一人暮らしを続けています。

ゲストで登場した時代考証家の天野隆子さんは、「おしん」「あぐり」「梅ちゃん先生」「ちむどんどん」やNHKのスペシャルドラマ「坂の上の雲」、そして「あんぱん」と数多くの名作を手がけました。

『時代考証家』がどんな仕事なのか、天野隆子さんはどんな方なのか気になり調べてみました。

また、国内最高齢の賀川滋子さんの長寿の秘密も探りましたのでぜひご覧ください。

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天野隆子のプロフィール

  • 名前:天野 隆子(あまの たかこ)
  • 生年月日:1937年
  • 出身地:東京都
  • 学歴:慶応義塾大学経済学部

天野隆子さんは、子供のころから歴史が好きでした。

大学では経済を勉強しますが、結婚して子育てが一段落すると歴史の勉強をし始め、テレビドラマの時代考証をするようになりました。

歴史の勉強は小木新造先生に師事します。

時代劇に出てくる道具衣装風俗作法がその時代にあっているのか、この確認作業は昔のことより、近代(明治・大正・昭和)の方が難しいそうです。

というのも、昔のことは誰も知らないけど、明治以降は文献も写真もあって違いがあると指摘されてしまうからです。

資料はたくさんあるけど、時代背景を忠実に再現するのは至難の業です。

パソコンがない時代は図書館を回って調べ物をして、年配の方から口頭で情報を収集していました。

もう、途方もない作業です!

天野隆子さんは、確固たる裏付けがないと風俗交渉担当として報告できないという信念をもっていました。

時代考証家とは

映画、テレビドラマ、アニメ、漫画などのフィクション作品において、その設定や表現が史実や当時の時代背景と合致しているか、正確性を検証・監修する専門家のこと

具体的には,,,

  • 衣装、装飾品:着物・帯・髪型
  • 道具、家具:家電・車・家具・道具類
  • 建造物、景観:住宅の建て方・街並み
  • 言葉遣い。風俗:当時の人々の話し方・生活習慣・礼儀・商売など

その時代時代にあっているのか。

着物だったら使っている生地の種類や色。
モノの値段だったり商売の仕方。

作品に登場するすべてにおいて、時代背景と合致している検証しないといけない、大変なお仕事です。

朝ドラ作品の多くは、天野隆子さんが手がけています。

NHK大河ドラマやTBSの時代劇・歴史アニメやCMは山田順子さん。

そして、”時代考証家”という肩書を作り、”時代考証”という仕事自体を広げた稲垣史生(本名:稲垣秀忠)の存在は大きいです。

時代考証家は作品のリアリティを高め、視聴者や読者に正確な歴史情報を提供するために不可欠な存在です。

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国内最高齢賀川滋子のプロフィール

2025年9月現在、国内最高齢は賀川滋子さん(1911年5月28日生まれ)、114歳です。

滋子さんが生まれた1911年と言ったら『辛亥革命』ですね。

中国で起こった革命です。

清朝が倒され、長い長い君主制から共和制へ。

アジア初の共和制国家”中華民国”が誕生するきっかけとなった革命でしたね。

歴史で、秦の始皇帝が中国を統一してから、秦➜漢➜三国時代➜隋➜唐➜宋➜元➜明➜清➜中華民国

と、中国の歴代王朝を習いました!

滋子さんは中華民国が誕生する時から今日まで、多くの時代を経験されているんですね。

賀川滋子の生い立ち

1911年、賀川滋子さんは医師の家庭に生まれました。

ご自身も大阪女子医科大学(現在の関西医科大学)を卒業します。

そして1947年に結婚し、翌年に長女を出産。

その後、実家の診療所を引き継ぎ、産婦人科医として86歳まで地域医療に貢献しました。

86歳で引退後も、滋子さんを頼って相談に来る人やお世話になったと感謝する人々との交流は続いていました。

そして、109歳の時に、東京オリンピックの聖火ランナーとして車いすで完走しました。

2021年4月12日、世界最高齢のオリンピック聖火ランナーとなった日です。

あと2か月もしないで110歳という時に聖火ランナーを務めということで、驚きを隠せません。

さらにすごいのは114歳の現在もご自宅で一人暮らしを続けていることです!

住み慣れた自宅がいいのはわかりますが、年齢が年齢だけに心配になっちゃいますね。

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賀川滋子の長寿の秘密

足腰の強さ!

賀川滋子さんが現役の産婦人科医だったころ、現在のように車は一般的ではありませんでした。

賀川滋子さんは、毎日患者宅まで歩いて会いに行っていました。

診察道具もあるので、かなり大変な作業です。

お産も自宅でするのが当たり前の時代でしたから、荷物も多かったと想像します。

こうして、毎日毎日よく歩き、足腰が強くなったことが健康で、長寿の秘訣ではないでしょうか。

賀川滋子、引退後の生活

裁縫が得意な滋子さんは、ミシンを使ってポーチやバッグを作りました。

家族に喜んでもらえたので針仕事もはかどります。

また、滋子さんはみのもんたさん司会の「おもいっきりテレビ」をよく、観ていたました。

健康情報が中心の番組だったので、その内容を録画したりノートにメモしたりして実践していたそうです。

114年と長い人生の中で、食事の嗜好も変化しています。

現役のころ好きだった刺身は、引退後はあまり好まず、柔らかいもの(豆腐・卵・ポタージュ・ぷりん・お汁粉など)を食べています。

今年の2月には股関節の手術を受けました。

113歳で手術に耐えられる体力があるのが驚きです。

もう90歳近くになると、体力がないから痛くても仕方がない。手術は諦めましょう。となるのですが、滋子さんは寝たきりになるわけにはいきません!

114歳になった現在も自宅のある奈良県山東郡で一人暮らしを続けています。

毎日虫眼鏡を使って新聞を読み、タブレットで脳トレをしているそう。

デイケアには週に2回通い、書道も楽しんでいます。

定期的に人と会って交流することも大切ですね。

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時代考証家天野隆子のプロフィール国内最高齢香川滋子【クローズアップ現代】まとめ

明治生まれの人は5人しかいない!というクローズアップ現代の報道内容を取り上げました。

ゲストで登場した天野隆子さんは時代考証家です。

時代劇やアニメ、テレビドラマのシーンを再現するにあたり、緻密で地道な努力が必要だと分かりました。

違和感なく、時代背景を理解するのに時代考証家は欠かせません。

縁の下の力持ちです。

そして、現在の国内最高齢は賀川滋子さんです。

114歳の今もご自宅で一人暮らし。

80歳を過ぎても医師として現役で歩き回った足腰の強さと、毎日欠かさない脳トレが健康長寿の秘訣のようです。

また、明治・大正・昭和・平成・令和の5つの時代を生きた人はもう5人だけ

賀川 滋子  1911(明治44)年  5月28日 奈良県大和郡山市  在宅
岸本 ふよ  1911(明治44)年12月20日 京都府上京区    施設
森 スミ子  1912(明治45)年  1月30日 三重県伊勢市    在宅
喜友名 静子 1912(明治45)年  6月10日 沖縄県北谷町    施設
新城 トシ  1912(明治45)年 7月 6日 伯サンパウロ州   在宅

今年1月は11人いたので、上記5人の方も心配です。

健康で長生きしてほしいですね!

最後までお読みいただきありがとうございました。

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